今日は、短歌を買いました。
今日、高崎市のブックマンアカデミーで、前から欲しかった、歌人の鳥居さんの本を購入しました。 貧困、虐待、自殺等の問題を乗り越え、歌を作られている20代の女性です。
深い問題を抱えて生きている彼女は、未だに本名を明かせず、
現実とこの世の間で生きるという意味で、鳥居と名乗られています。
個人的にお薦めの一冊ですが、色々な書店で、売り切れになっている様です。
↓詳細です。二口
キリンの子 鳥居歌集 著者/鳥居 定価(本体1,600円+税)
発売日 2016年02月10日 ISBN 978-4-04-865633-7 四六判
美しい花は、泥の中に咲く――
目の前での母の自死、児童養護施設での虐待、ホームレス生活――。
拾った新聞で字を覚え、短歌に出会って人生に居場所を見いだせた天涯孤独のセーラー服歌人・鳥居の初歌集。
●あおぞらが、妙に、乾いて、紫陽花が、路に、あざやか なんで死んだの
●思い出の家壊される夏の日は時間が止まり何も聞こえぬ
●揃えられ主人の帰り待っている飛び降りたこと知らぬ革靴
●目を伏せて空へのびゆくキリンの子 月の光はかあさんのいろ
解説:吉川宏志氏 推薦:いとうせいこう氏、大口玲子氏(歌人) 「三十一文字が長く細い鎖となって暗闇の底に降りていて、ふと手に取ると歌人が命がけで向こう端につかまっているのがわかるのだ。」(いとうせいこう氏)
「生きることと直結した〈切実さ〉。生きることをまっすぐに希求する〈強さ〉。鳥居さんの短歌に注目しています。」(大口玲子氏・歌人)
「歌集の中では、鳥居が失ってきた、もういない人たちが生き生きと暮らしている。それが美しく、とても哀しい。」(吉川宏志氏)
衝撃的な半生を描いた伝記『セーラー服の歌人 鳥居 拾った新聞で字を覚えたホームレス少女の物語』も同時発売!
<著者について> 鳥居 三重県出身。年齢非公表。2歳の時に両親が離婚、小学5年の時には目の前で母に自殺され、その後は養護施設での虐待、ホームレス生活などを体験した女性歌人。
義務教育もまともに受けられず、拾った新聞などで文字を覚え、短歌についてもほぼ独学で学んだ。「生きづらいなら、短歌をよもう」と提唱し、その鮮烈な印象を残す短歌は人々の心を揺さぶり、支持を広げ始めている。
義務教育を受けられないまま大人になった人たちがいることを表現するために、
成人した今もセーラー服を着て活動をしている。
2012年に短歌を作りはじめる。3000以上の応募の中から全国短歌大会に入選。
2013年掌編小説で路上文学賞。 2014年中城ふみ子賞候補作。
2015年に新聞に寄稿した短歌が、インターネット上で取り上げられ多数の「いいね」やリツイートが相次ぎ話題となる。
◆特設サイト
http://amwbooks.asciimw.jp/sp/torii/
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