★パステル画は、色々な技法で描いており、パステルに限らず、他の画材を使用した、絵も掲載しています。

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2018年1月24日の3色パステル画のワークショップ活動報告。

【活動報告】11回目 3色パステル画のワークショップ

2018年1月24日 10時~12時半

(ワークショップの後は、ランチ交流会と3.11福島を伝える絵本の朗読会の時間が有りました。) 

ゆう・遊 (3.11福島の被災者の方達が中心に集う、お茶のみの会/ぐんま暮らし応援会事務所内 群馬県高崎市)で、講師を務めさせて頂きました。

*ゆう・遊の詳細については、文末の★をご覧ください。

 参加者は、合計10名(女性)で、ぐんま暮らし応援会の事務所は、古民家を借りて運営されている為、個人の自宅に来ている様な、家庭的な温かさの有る場所で、

3色パステル画の講習をさせて頂きました。

・1枚目 グラデーション(シンプルバージョンで分割無し)。

各自の好みで、3色の色を選んで頂く様に、説明し、色の重ね方、

練り消し、綿棒、カット綿の使い方等、実際に、模様を描いて頂いたりしながら、

学んで頂きました。自由に描いてくださいと伝えると、どう描いたらいいのか?分からないと悩んでいる方や、最後にマスキングテープを外すのに、苦労している方も居ましたが、各自、納得のいくまで、色を重ねて、描かれていました。

・2枚目 雪うさぎ。

色をぽんぽん押しながら、叩くように色をのせる方法が面白いという声や、うさぎを小さく

沢山描かれた方、お孫さんがいらっしゃる方は、男の子と女の子のお孫さんをイメージしながら、お孫さんの人数に合わせて、うさぎを描いた方等、それぞれのイメージで工夫をされながら、気持ちを込めて描かれていました。南天の実も、野イチゴの様に可愛らしく描かれている方もいらっしゃいました。

 

★今回の3色パステル画ワークショップの10名中、半数は、3.11福島から避難されてきた、被災者の方達でした。皆さん、とても和やかに楽しんで、3色パステル画を無心で描かれていました。

鑑賞会では、「絵を描くのは初めてだったが、とても楽しく、優しい気持ちになれた」等の声を沢山聞く事が出来ました。ワークショップのあとのランチも皆さんと楽しく頂く事が出来、私にとっても楽しい時間を過ごす事が出来ました。ランチの後、福島県浪江町で被災した、塾の先生と彼の家族と、教え子達で作った、3.11福島を伝える絵本の朗読会が有りました。朗読されたのは、ワークショップの参加者でもあり、福島原発の被災者でもあるKさん、Nさんです。(途中で、震災の記憶が蘇った2人が涙ぐみ、本を朗読出来なくなりそうな場面も有りました。)ニュースや雑誌、新聞、本等では、福島の被災状況や原発の放射能汚染の深刻さを詳細に伝えている事は多いのですが、今も尚、被災し、心の底から孤立を感じ、苦しむ各個人の心に触れている内容というのは、余り無いのではないか?と思います。今回は、絵本の朗読を聞き、そして又、3色パステル画ワークショップ参加への彼女達の思いを聞きながら、被災した彼女たちの心の底に少し、触れる事が出来た様な気がしました。

3色パステル画も人と楽しく繋がる事を大切にしていますが、彼女達にとっても、人と楽しく

繋がる事は、新しい場所(避難先=群馬県)で生きていく為の支えになる事なのだと、感じました。参加者の中には、夫を亡くされた方も居て、本音で人に寄り添える場所を求めて、

今回のワークショップに参加されたと話す女性も居ました。ゆう・遊様から再度、依頼を受けましたのでのワークショップを又、夏近くに実施する予定です。

私自身、未熟では有りますが、色々な方々の心に寄り添える様な3色パステル画のワークショップを目指したいと思います。

★ゆう・遊について:

東京電力福島第1原発事故によって福島県から避難を余儀なくされ、群馬県内に移り住んだ女性3人がグループ「遊・ゆう」を結成し、毎月2回、高崎市内で被災者同士によるお茶会などを開いている。次回は23日。メンバーは「『被災者』と一口に言っても、立場も考えも人それぞれ。ここは感じていることを安心して口にできる場所なので、気軽に訪れてほしい」と参加を呼びかけている。【記者:鈴木敦子】(2017年2月20日 毎日新聞地方版より抜粋。)

ぐんま暮らし応援会FB https://ja-jp.facebook.com/GunmaKurashiOenkai/

*顔の写っている写真は、本人の許可を得て、FBやHP、BLOGに、投稿させて頂きました。


Atelier ゆるりと色の粉(こな)

・自由画を描く、大人と子供の居場所作りをしています。 ●姉妹ホームページ/お絵描き工房 ゆるりと色のこな(名前で検索可)もご覧ください。