《展示と活動報告》 炊き出しのテーブルで3色パステル画の展示。
今日は、毎月第四火曜日に、はるな医療生協組合員活動部にて、実施されている、「ハローワーク前 なんでも生活相談 高崎労使会館1階」の相談ボランティアの日でした。3色パステル画で描いた、「春の丘」の絵と、3色のパステルで描いた、「木と丘」の絵(合計2点)を炊き出しのテーブルに、展示させて頂きました。
今回は、相談室での正式な相談は、受けませんでしたが、炊き出しのテーブルにて、数年前から、生活保護同行支援や、アパート入居支援等で、関わりのある、路上生活者のOさん(高齢女性)と久しぶりに、長く話す事が出来ました。Oさんは、色々なご希望が多く、認知的な障害も有る様な方なので、中々、彼女の話しを聞く事自体は勿論のこと、希望する住まいを探してあげるのは、とても困難なのです。生活保護も決定後、住所が定まらず、取り消しになった経緯も有り、今回も、「週に2度ぐらいしか、ご飯を食べられていない。女性だけのシェアハウスに住みたい。施設でも良いが、JR高崎駅から、徒歩10分圏内の場所がいい。」等、本人からの申し出が有りました。駅から、徒歩10分圏内という、街中や、土地の高い場所には、施設や、老人ホーム等は無いというのが現状であり、Oさんの様に、身寄りがなく、保証人も緊急連絡先も無い方になると、不動産会社としても、紹介出来る物件に限りが出て来てしまうのです。食事の事ですが、確かに、Oさんは、かなり痩せており、手首も首も細くなっていて、洋服の下から、骨の形が確認出来る程になっていました。Oさんは、余り食べれていなくても、食べれていると話される方の為、今回は、本当に、食べれなくなって、困っている状況であるという事が分かりました。体調も悪い所があるのではないか?と思われた為、健康診断の必要性も伝えました。食事の量が前よりも、倍以上、減ってきており、駅で食べ物を配布してくれていた、クリスチャンの女性から、最近は、余り、食べ物を受け取れなくなった事等を話されていました。市が業者に委託したと思われる撤去作業により、路上に有った、彼女の荷物は撤去され、何も持たない彼女の僅かな荷物と衣類さえも奪われてしまいました。厚手の毛布や衣類が無くなり、段ボールを掛けて、寝ていたと話されていましたが、かなり厳しい状況に有る様です。はるな医療生協のベテラン支援者Nさんも、Oさんを支援につなげるには、どうすれば良いのか?悩まれています。餓死等の心配も考慮しながら、緊急対応も含めて、Oさんの見守りを続けていく姿勢です。
国が、国民の税金を不正に利用する等の事件が騒がれる中、Oさんを含め、身近に餓死しそうな人がいるというのが、日本の過酷な現実でも有ります。
これからも、絵の展示をさせて頂きながら、はるな医療生協さんの大切な活動(なんでも生活相談を含む)を、本当に必要な人へ繋げていく事が出来る様にしていきたいと思います。これからもどうぞよろしくおねがいします。
Atelierゆるりと色のこな 二口 孝絵。
Oさんの事を心配されて、ご連絡を頂きました方へ。ご連絡もしくは、お問い合わせ等、本当にどうもありがとうございます。Oさんの支援を長く、はるな医療生協の方達と続けていまして、生活保護の事を相談出来る、司法書士や市議会議員もいますので、生活保護の事は、大丈夫だと思います。(私も、伴走型支援士という、野宿者支援の資格所持者でも有ります。)Oさんの様に、保護が決定しても、住所が定まらず、結果、取り消しになり、認知又は精神障害を抱えていて、今迄、施設等に試験的に、入所しても、問題行動が多く、施設や病院からも、断られるケースになる方というのが存在する現実が有ります。(状況的には、障害が有っても、年金手帳を貰えない様な、社会保障が適応にならない狭間で生きている人達が居る事と同じです。)Oさんは、どんなに、具合が悪くても、断固として、病院へ行く事や、自分が望まない、もしくは、好まないアパートへの入居は、拒否する方(自分自身が生きて行く為には、入院が必要だという、認識自体が無くなっている状態)の為、本人の意思に反して、入院等をさせる事は、難しいですし、Oさんの後見人として、弁護士が本人の意思と関係なく、本人を入院もしくは、入所させるには、裁判所や医師等が動かなければならない場合もあり、その様な所へOさんを連れて行くのも、本人の意思次第の為、困難な状況という事なのです。でも、はるな医療生協のベテラン支援者N氏や、私も出来る限りの対応は、続けて行きますので、これからも、どうぞよろしくお願い致します。二口
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