【活動報告】四季の3色パステル画のワークショップ in さんきゅうハウス
開催日時:2018年7月8日 10時半~12時00
NPO法人さんきゅうハウス(東京都立川市)生活困窮者と共に生きる団体様で、
講師を務めさせて頂きました。(その後は、東京都墨田区で、NPO法人マザーハウス(元受刑者とその家族の支援団体)の面談を受けました。)
ワークショップの参加者は、合計8名(男性5名、親子1組、女性1名)で、男性は、さんきゅうハウスのスタッフの方でした。
今回初めて、さんきゅうハウスの住人の男性Tさんが参加してくださいました。(さんきゅうハウスの部屋には、長期の野宿生活により、体を悪くされた方やアルコール依存等、色々な事情を抱えた方が入居されています。)前回から引き続き参加し、色々な問題を抱えながら頑張っている、N君は、時折、爽やかな笑顔も見せてくれました。
・1枚目 グラデーション(シンプルバージョン)。
男性の参加者は、一人を除き、前回も参加された方が主だった為、ためらいなく、
好きな様に絵や模様を描いて、楽しんでいらっしゃいました。女性で、北海道出身の方は、北海道の牧場のイメージで、グラデーションによる、パステルの持ち味を活かした、優しい雰囲気の風景を描かれていました。男性のTさんは、3色の色から、グレーががった、紫の色で全体を塗り、赤い十字の様な模様を描かれ、独特な世界を描かれていました。
Tさんの塗られた色は、深い色合いで、Tさん自身のの心象を表わしている様で、とても素敵でした。
・2枚目 金魚
同じテーマで描いても、まったく違う雰囲気の金魚を描かれている事に、驚きました。イワシをイメージしたような金魚、和紙に描いた様にふんわり描かれた金魚、亡くなった、大事な愛猫を登場させて、金魚を狙う猫を描いた方、それぞれの方の気持ちが絵に反映されていました。
★鑑賞会では、絵を描いている間は、無心になれた、元々、絵を描くのが好きだから、
今回も楽しかった、全体的に、ちょっと暗い感じになった、形にこだわらずに、自己表現を
するのが難しかった等の声が有りました。次回の日程は、11月4日(日)の同じ時間となります。秋冬のテーマで、さんきゅうハウスの皆さんと又、一緒に絵を楽しみたいと思います。
さんきゅうハウス寺子屋の運営者である、イッセーさんが言う、「地域家族」という
言葉に、社会的孤立なく、人は生きていく事が出来るのだという、温かなメッセージを
感じました。さんきゅうハウスの後で、面談した、マザーハウスの五十嵐理事長の考えと共通するものがあります。マザーハウスの五十嵐理事長は、元受刑者で、出所後の元受刑者や、その家族をサポートする活動をされています。さんきゅうハウスやマザーハウス等、真摯に人と向き合う人達と繋がる事が出来て、どうもありがとう、そして、これからもよろしくお願いします。Atelierゆるりと色のこな 二口 孝絵。
0コメント