2017年12月2日~3日の3色パステル画ワークショップ in 富岡市立美術博物館の2日目の活動報告(長文)です。
【活動報告】6回目 3色パステル画ワークショップ
2017年12月3日 13時~15時
(*ワークショップの後は、学芸員Iさんによる、
美術館巡りツアーが開催されました。)
富岡市立美術博物館(群馬県富岡市)で、講師を務めさせて頂きました。
参加者は、1日目と同様、広報とみおかを見て来られた方、市内の小学校で配布された
ワークショップのチラシを見て来られた方等々、様々な方法で情報を得て、
美術館へ受講申し込みをして下さった方達の他、講師の昔の仕事仲間で、今も、
NPO法人さんきゅうハウスのスタッフである、男性Jさんが
東京から、参加して下さいました。
Jさん、遠路はるばる、お越しくださいまして、どうもありがとうございました。
以上、合計27名(子供同士での参加が大半と、少数の親子参加、成人女性、成人男性)
となりました。昨日とは違い、参加人数が多かった為、画材の準備に手間取りましたが、
Uさん(旦那です)もパステルや練り消しを並べたり等々、学芸員のIさんと共に、
2日目の当日は、準備のヘルプに来てくれた為、大変、助かりました。
大人もしくは、親子参加者向けで作成されたアンケートを子供達に手渡した所、
特に小さな年齢の子供達の困惑している様子が見受けられました。
例えば、「漢字が読めない、意味が分からない、観賞用シートのポイントや
こだわったという意味が分からない、氏名、住所の漢字や読めない、
意味が良く理解出来ない」等の声が多く、学芸員のIさんと共に、
旦那のUさんも日頃の職業柄(学校の教師なので)なのか、
手を挙げて質問している子供達一人ひとりに、丁寧にアンケートの言葉の意味を
教えてあげながら、会場の写真撮影もしてくれました。
お2人とも、本当にどうもありがとうございました。
1日目と同様、クリスマスリースの絵を描くというテーマを決めていましたが、テーマ通りでなくとも、自分で好きな様に描きたい方へは、3色で描くという基準を守って頂きながら、自由なイメージで描いて頂ける様に、誘導する事を心がけました。
・1枚目 ぐにゃぐにゃグラデーション←1日目と同じ。
(4つの世界を創るというテーマで、抽象画のグラデーションを描きました。分割する部分のマスキングテープは、ぐにゃぐにゃにして貼り、4つの世界がテープを外して、
一つの世界になる様に、色がはみ出て、絵がつながる事を想定して、テープを貼りました。)
基本的な色の作り方(青と黄色で緑や、黄色と赤でオレンジ等々)をお伝えし、色の重ね方を実際に見せながら、グラデーションの描き方を講習させて頂きました。
同時に、画材の使い方の講習も行いました。
1.グラデーションの上に練り消しで模様を描く。2、綿棒で点や線を描く。
3.コットンでの色の塗り方等。
*コットンは、太い絵筆で、綿棒は、細い絵筆というイメージです等々。
*子供達は、ぐにゃぐにゃに貼ったテープを外すのに苦労していた様ですが、
小学校の教室の様に、お友達同士で相談しあったり、手を挙げて、積極的に
テープの外し方を講師に聞いたりと、努力して、テープを外していました。
*子供達には、分からない事が有ったら、恥ずかしがらずに、声を出して、
手を挙げて質問するように、指導もしました。
・2枚目 クリスマスリース
リースのリボンを綿棒で描くのが難しいという、子供達からの声があったので、「三角を横に二つ倒して、繋げるんだよ、綿棒に赤をしっかりと濃く塗ってね」等、アドバイスを
させて頂きました。その他に、色をまぜて作るのは、楽しいけど難しいなどの声も
有りました。それぞれに個性的な面白いリースを描かれ、鑑賞会では、
とても上手に描けたと思います、クリスマスの様な気持ちになりました、
優しい気持ちになれた、とても楽しかった、家に帰って飾りたい等々、
とても前向きな声が大半でした。
★私は、今回初めて、参加者の大半が子供というワークショップで講習をした為、
新しく気付いた事がいくつも有りました。
子供達は、絵を描き終わるのが早い子が多く、
他の子や大人が絵を描き終わるのを待っている時間を持て余すと
、退屈になってしまい、練り消し遊びを始めます。
私は今迄、知りませんでしたが、練り消しは伸ばすと、ガムの様に伸びて、
髪や洋服にくっつくのですね~(笑)。
1日目の時は、髪に練り消しが絡まり、取れずに、苦労している子供も居ました。
なるべく、子供達が退屈し始めないように、絵を描き終わった子供には、アンケートや
観賞用シートに記入を促す等、次に出来る事を提供していく事も心がけました。
今回のワークショップの参加者は、小さい子達同士の参加が多く、学芸員のIさんが、小学校みたいだねと言っていました。
1日目のクリスマスツリーの絵のメッセージを描く欄に、○○より、サンタさんへと
メッセージを記載している子も居たり、「グラデーションの4つの世界を一つに
するのが難しかったです」と鑑賞会で話す子も居て、驚かされました。
最後に一人、グラデーションの絵を紛失してしまった子供が居ましたが、
Uさん(再び旦那登場)が、私の描いた見本の絵を代わりに渡してくれていた事も、
後で分かりました。その子供が泣かずに済んだので、とても助かりました。
Uさん、いつも、陰ながらのお気遣いをありがとう。
参加者の方々は、皆、創造的で、面白い絵を描かれる方が多いので、
自宅に帰っても、絵を楽しんで頂ければと思いました。
3色パステル画で、楽しく優しい気持ちになれる方が多くなっていけば、
温かい心の有る、社会になっていけるのではないか?と思います。
終了後は、1日目と同様に、学芸員の皆様が片付けを手伝って下さり、
大変、助かりました。
又、館長を含む、職員の皆様には、自宅の近くから、
美術館までの送迎もして頂きまして、
本当にどうもありがとうございました。
お昼ご飯も美術館様の方で、2日目は、Uさん(旦那)の分も準備して下さり、
助かりました。どうもありがとうございました。
鳥めしもお寿司もどちらも美味でした。ご馳走さまでした。
気さくで、とても素敵な美術館の職員の皆様と共に、素晴らしい
建築の美術館でワークショップを行う機会を本当に
どうもありがとうございました。
今後とも、又、どうぞよろしくお願い致します。二口
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